逆流性食道炎の恐怖

ピロリ菌も除菌できて、完全に良くなったと思ったら、「逆流性食道炎」になっていたのです。
皇后美智子様がなられたことで有名になったあの病気です。

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つらつら書いてもいいのですが、ただただ辛いだけの日記なので、
箇条書きにしました。

・食べるとすぐ胃がムカつく

・胃のムカつきがすぐ治まらない

・横になると、胃のなかのものが逆流してくる。

・胃に食べ物が残っている感じがする

・逆流するので、胃の滞留物がなくなるまで横になれない。

・結果、寝る時間が遅くなっていく。

・夜、家族が寝ると一人で体育座り(横になれない)

・深夜になり眠いのに横になれない

・座ったまま寝ようとする

・背中が痛い

・少し吐き気がましになると、枕を3段くらいにして寝る

・外が明るくなってくる

・睡眠時間が短い日が続くとうつ病みたいになる

・マイナス思考が続き、死にたくなる

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こんな感じ☆てへ

睡眠不足が続き、段々、夜の食事量を減らしていくようになります。ひどいときは、体重が50kg切りました。(今68kg!)怖いので測りませんでしたが、47くらいまでいったんじゃないでしょうか。

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まわりからも、痩せたねと声をかけられるレベルです

1回目の胃カメラからちょうど1年くらいだったと思いますが、
状態確認に、3回目の胃カメラをすることになりました。

3回目の胃カメラ

この3回目。ある意味一番最悪のカメラとなったのです。
2回目にはすでにへっちゃらポンになっていたはずのカメラ。さすがに、1年も経つとへっちゃらとはいかず、また体調MAX悪いく、心も病んでいるので恐怖が身体を包みます。

医院に着く前から、カメラを想像しただけで吐きそうになって「おえおえっ」している状況。検査前のいつものルーティンも、えずきます。とうとうこのままの状態で検査なんて無理だと、頭がパニック状態になり、看護師さんに泣きつきます。

鎮静剤打ってください!

寝ている間に、検査が済むそんな夢の薬があるならやってくれと思うでしょ?そんな都合のよいのはありません。よく寝てたら終わったという人がいますが、検査中はうっすら起きているんです。終わってすぐ寝てしまうので、検査中のことを覚えていないだけ。(全身麻酔は、呼吸が止まるおそれがあり、保険にも通らないのでできません。)

最後は、鎮静剤に頼るしかないので、ブスッと打ってもらいました。痛かったです。
しかし、神経ピリピリ状態なので

全く効きませんでした!残念!ははっ

そんな精神的に不安定な状態ですので検査自体は、3回の検査のうち、一番ゲーゲーするくらい悲惨でした。詳しくは書きませんが、あまりの辛さにもう二度と胃カメラ検査はしないと心に誓いました

 

治すんだ!

何がきっかけだったのか今でも覚えていませんが、
こんな辛いんだったら、死にたいと思っていた夜、ふと、気持ちが、よしきっちり治そうと切り替わったのです。

生存の本能だったのかもしれませんし、支えてくれている妻への感謝だったのかもしれません。そこからは、我慢の治療をはじめました。

うどん・お粥など消化のよさそうな食事だけを取っていきます。他のを食べたくなっても我慢します。刺激物・甘いものなど厳禁です・(重要)水分も常温の水、白湯、ぬるめの牛乳を飲むようにします。ゆっくり噛みます。LG21食べまくります。

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そして一番重要なのは薬です。「ガスター」を服用していましたが、さっぱり効いていないので、
再度、「PPI薬」を服用してもらうよう伝えました。この「PPI」を飲んでいる間は、確かに症状が良くなるのです。やはり効き目が違うようです。

逆流性食道炎の治療でも服用期間があるようで(今は少し緩いみたい)、期限が来たら、「ガスター」へ戻ります。「ガスター」に戻すとまた悪くなるの繰り返しを2回経験してから、医院を変えました

違う病院では、病名を無理やり工夫してもらい、治るまで「PPI薬」を出してくれたのです。長期間の服用で、少しずつ症状が改善し、夜も眠れるようになってきました。

ある程度良くなってからは、そろそろ薬を変更しないといけない時期でしたが、
もう、この薬に全頼りの状態だったので、完全に離脱するのには不安が強く、
少しずつ減らすようにしました。

最後のほうは、自分で薬を調整し、(駄目ですよ)
1日目はPPI
2日目はガスター
3日目はPPI
4日目はガスター
5日目はガスター

という感じで調子を見て、少しずつ「ガスター」へ移行していきました。最終的に、「PPI」飲まなくてもやっていけたとき、喜びに溢れました。さらに「ガスター」も飲まなくなっても、胃酸過多にならなくなった、胃があれなくなったと実感できたとき、逆流性食道炎が治ったのです。

なんと1回目の胃カメラを飲んだ日から3年と2ヶ月経っていました。

長すぎる戦いが今終わったのです。

 

今の状況

治ってから今は4年が経っています。実は結構な昔話でした。
この4年の間、ひどく胃痛に悩んだり、胃酸が逆流したりすることが一度もなく、過ごすことができています。

それでも、元々胃が弱いタイプですので、予防のため胃薬は持っています。寝不足などで少し胃痛がしてくると、「ガスター」か「コランチル」を服用し、様子を見ています。2日も飲めば良くなるので、以前とは違い、胃の病気は治ったといえるでしょう。

もう二度とカメラは飲まない!を合言葉に、早め早めに薬を服用し、胃を荒れさせないことが第一です。胃痛で悩んでいる方、
前向きに根気強く取り組めば治ります!がんばりましょう。